大学に行かずに大学並みの勉強をするための知恵

国立大の学費が釣り上げられて久しいですが、皆さんはどのように自分のゴールへ向かって学習を進めているでしょうか。

学費ローンは地獄の返済がセットで付いてくる悪しき慣習です。貧困ビジネスと言われて当然ですね。

さて私は某私大の二部学生として入学しましたが、あまりの高額な学費調達のために体を壊し、退学を余儀なくされました。

しかし学びたいものは学びたい。奨学金でさえ返金が要求される日本の高等教育事情のもとでは、貧乏学生に残された道はあまり多くありません。

退学後も所属していた学部の年次シラバスリストを眺めては、いつ戻れるのかとため息ばかりついていました。そしてはたと気づいたのです。

公共の図書館には図書館司書さんが居るではないか!!

司書さんの仕事は、なにも書籍の貸し借り履歴を管理するだけではないのですよね。利用者からの図書に関するあらゆる質問を一手に引き受けて解決してくれる強い味方なのです。ひょっとしたら大学の教授らよりも、あなたの関心分野に属する書籍の情報を持っている可能性だってあります。

例えば私は社会学に興味がありますが、社会学と一言に言ってもその範囲は多岐に渡ります。

必ずと言っていいほど引用されている著名な思想家や研究者の原文を読めなくても、司書さんに聞けばその入門本や要約されたエッセイ集などを探し出してくれるのです。

自分の修学レベルに合わせて、いきなり難しい原本を読もうとして躓いて挫折する必要などないのです。まずは自分にとって心地よい表現で示された書籍から概要を掴み、徐々に語学力をあげたところでオリジナルに興味があれば読めばいい。

ひとりの執筆者にこだわらず、たくさんの人々が書いたそのテーマの関連本を読み解くことで、その理論たテーマがいかに誤解され参考にされ活用されているのかも見えてきます。

一方的にこれが正しいのだと教授らが示すものだけを鵜呑みにしていては、その辺の学士レベルの理解しか得られないでしょう。

ビバ、貧乏。ブラビッシモ、図書館司書。

まずなにをキーワードに書籍探しをしたらよいか分からなければ、私のように希望する学問を提供している大学の学生向けウェブサイトなどで、その科目のシラバスに探りを入れましょう。教授によってシラバスで手を抜くひともいますが、参考文献まで乗せている教授も珍しくありません。また目新しい学術用語などをこれでもかと使ってシラバス作成をしている教授らもいます。新入生に嫌われるタイプですが、そこはもうバンバン参考にしましょう。

図書館の良さは、無料で日本全国に散らばるあらゆる書籍を取り寄せることができるという点です。2週間そこそこで読み込めない小難しい学術書は、まずは図書館で借りて目を通し、必要だと思ったら中古で探せばいい。読みもしないのに、教科書として学校で買わされる学生も多く、そんな学生が大学付近の古本屋で売りさばくので、見つけ出すのは難しいことではないでしょう。

図書館活用術、まずは司書さんから攻め込みましょう。私は片田舎の、その図書館には村上春樹とか町の歴史に関する本がまばらに保管され利用者もいないような僻地に住んでいますが、他県の県立図書館などからじゃかすか取り寄せてもらって、夢のような学習環境を得ています。

そんなケチくさい私ですが、買って良かったと感じる教科書があります。学部生向けの各学問の概要を掴むことができ、また説明しきれないことはコラムとしてさわりを紹介するなど、なかなか憎い構成です。

当然この教科書群だけで大学4年分の学習など見込めませんが、この教科書の中で気になったキーワードは、それこそ図書館で検索をかけ、司書さんと話し込みアイデアを聞き、そのテーマについて自分に読めそうなアプローチをしている著者に出会えれば、より深く学ぶことが可能です。






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